小学校受験の面接は、親子の人柄や家庭の教育方針を学校側が知るための大切な場面 です。
しかし、多くの家庭が似たような回答をするため、周りと差をつけるためには「具体的なエピソード」を交えて話すことが重要 です。
この記事では、小学校受験の面接でよくある質問と、印象に残る回答例 を紹介します。
【子どもへの質問】
1. お名前を教えてください
NG例:「○○です」
差がつく回答例:「○○ △△(フルネーム)です!」
ポイント
✅ ハキハキと大きな声で答える(第一印象が大切)
✅ 笑顔で答える(明るい印象を与える)
2. 幼稚園(保育園)では何をして遊ぶのが好きですか?
NG例:「おままごとが好きです」
差がつく回答例:「おままごとが好きです。お友達と『いらっしゃいませ』と言ってお店屋さんごっこをするのが楽しいです!」
ポイント
✅ 「なぜ好きなのか?」を加える
✅ 具体的なエピソードを入れる
3. 好きな絵本は何ですか?
NG例:「『ぐりとぐら』です」
差がつく回答例:「『ぐりとぐら』が好きです。ぐりとぐらが大きなカステラを作るところが楽しくて、おうちでもお母さんと一緒にホットケーキを作りました!」
ポイント
✅ 「好きな理由」を話せるようにしておく
✅ 家庭での経験につなげると印象アップ
4. お手伝いは何をしますか?
NG例:「お皿を運びます」
差がつく回答例:「お皿を運びます。お母さんがお料理をしているときに『次は何を持っていけばいい?』と聞くようにしています」
ポイント
✅ 「自主的に行動できる」ことをアピール
✅ 家庭での様子を思い出しながら答えられるようにしておく
【親への質問】
1. 志望動機を教えてください
NG例:「御校の教育方針に共感し、○○な環境で子どもを育てたいと思いました」
差がつく回答例:「○○先生のご著書で『□□』という言葉に共感しました。家庭でも大切にしている価値観であり、御校の環境でより伸ばしていきたいと考えております」
ポイント
✅ 学校の教育方針と家庭の方針を結びつける
✅ 具体的なエピソードや学校の情報を入れる
2. お子さんの長所と短所を教えてください
NG例:「長所は優しいところ、短所は少し頑固なところです」
差がつく回答例:「長所は、誰にでも優しく接するところです。公園で小さい子が転んでいると、すぐに駆け寄って『大丈夫?』と声をかけます。一方で、こだわりが強いところが短所ですが、今は『お友達の意見も聞いてみようか』と声をかけ、柔軟に考えられるようにサポートしています」
ポイント
✅ 長所と短所はセットで話す(短所も前向きに改善していることを伝える)
✅ 具体的なエピソードを入れる
3. お子さんの成長を感じたエピソードを教えてください
NG例:「最近、できることが増えました」
差がつく回答例:「以前はボタンのついた服を嫌がっていましたが、ある日『一人でできるようになりたい』と言い、毎朝少しずつ練習するようになりました。今では上手に留められるようになり、自信につながっています」
ポイント
✅ 「できるようになったこと」+「努力の過程」を伝える
✅ 「親がどのようにサポートしたか」も加えると好印象
4. 休日はどのように過ごしていますか?
NG例:「公園で遊びます」
差がつく回答例:「公園で遊ぶことが多いですが、最近は虫に興味を持ち、『これは何の虫?』と聞いてくるので、一緒に図鑑で調べるようになりました」
ポイント
✅ 学びにつながる要素を入れる
✅ 家庭の雰囲気が伝わるようにする
まとめ:面接で差をつけるポイント
✅ 質問に対して、理由や具体的なエピソードを加える
✅ 子どもは「なぜ好きなのか?」「どんなことが楽しいのか?」を話せるようにする
✅ 親は「家庭での関わり方」「成長の過程」を伝える
面接での受け答えは、「よく見せよう」と作り込むよりも、自然に話せることが大切 です。
日々の生活の中で、「なぜ?」「どうして?」と会話を深める習慣をつけることで、面接でも自然な受け答えができるようになります。
親子で楽しみながら、無理なく面接準備を進めていきましょう。