小学校受験を考えると、幼稚園受験も必要?
小学校受験について調べていると、「幼稚園受験もしておいたほうがいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。
実際、
✅ 「小学校受験には幼稚園が有利」と言われることが多い
✅ お教室の先生からも「幼稚園は受験に必要な力の定着まで見てくれる」とのアドバイスをもらった
こうした情報を聞くと、幼稚園受験をしないことで不利になるのでは…? と不安になることもありますよね。
しかし、我が家は幼稚園受験をしない選択をしました。
その最大の理由は、「フルタイム勤務でお迎えができないから」です。
今回は、我が家の状況を踏まえつつ、幼稚園受験をしない理由を整理してみます。
1. そもそも「小学校受験には幼稚園が有利」の意味とは?
「小学校受験には幼稚園が有利」という言葉をよく聞きますが、実際にはどんな点で有利なのでしょうか?
幼稚園のメリット(小学校受験との相性が良い点)
- 集団行動や学習習慣が自然と身につく
- 幼稚園は「教育機関」として、生活習慣やルールをしっかり指導する
- 先生の話を聞く力、友達との関わり方が自然と身につく
- 受験を意識した活動が充実していることが多い
- 硬筆や製作など、受験で求められる手先の作業が多い
- 行事や発表の機会が多く、面接や行動観察の準備になる
- 小学校受験をする家庭が多く、情報を得やすい
- 幼稚園によっては「受験組」が多数派になり、自然と受験準備が進む
- 先生が受験を意識した指導をしてくれる場合も
➡ つまり、幼稚園の環境自体が「受験向き」になっていることが多い。
しかし、幼稚園に行かなければ小学校受験が難しいというわけではありません。
むしろ、家庭の状況に合わせた選択が重要です。
2. 我が家が「幼稚園受験をしない」と決めた理由
幼稚園が小学校受験に有利だとしても、我が家は現状「幼稚園受験をしない」という選択をしました。
その理由を整理すると、次の3点になります。
① フルタイム共働きで「お迎え問題」がある
最大の理由は、幼稚園の預かり保育の時間が合わないこと。
一般的に、幼稚園の預かり保育は18時までのところが多く、
フルタイム勤務の我が家では、お迎えが厳しいという現実がありました。
✅ 幼稚園と保育園の違い(保育時間の比較)
- 幼稚園 → 9:00~14:00(+預かり保育は16:00~18:00までが多い)
- 保育園 → 7:30~19:00(共働き家庭向けの長時間保育が可能)
➡ 「受験のために幼稚園に入れても、生活が成り立たなければ意味がない」と判断。
② 保育園でも「受験に必要な力」は育てられると考えた
確かに、幼稚園のほうが受験向きの活動が多いですが、
「じゃあ、保育園では受験に必要な力が身につかないのか?」と考えたとき、
家庭での工夫次第で十分補えると判断しました。
✅ 保育園でもできる受験対策
- 生活習慣やルールの定着 → 家庭でのしつけを丁寧に行う
- お話を聞く力を育てる → 絵本の読み聞かせを習慣化
- 手先の器用さを鍛える → 折り紙・工作・お手伝いを積極的に取り入れる
- 受験対策のお教室を活用する → 週末や夕方に通塾し、学習面を補う
➡ 保育園でも「学びの環境」を整えれば、受験に必要な力は育てられます。
③ 幼稚園受験のための準備に時間を割けない
小学校受験と同じく、幼稚園受験も願書・面接・行動観察などの準備が必要です。
しかし、「幼稚園受験のために、さらに時間と労力を割く余裕がない」と判断しました。
✅ 幼稚園受験の準備に必要なこと
- 願書の作成(家族の教育方針を整理する必要がある)
- 親子面接対策(親も受験の対象になる)
- 行動観察対策(お教室に通うことが多い)
➡ 「小学校受験だけに集中したい」と考え、幼稚園受験は見送ることに。
3. 幼稚園受験をしなくても、小学校受験はできる!
幼稚園受験をしないことで、「小学校受験に不利になるのでは?」という不安はありましたが、
✅ 保育園でも受験に必要な力は家庭で育てられる
✅ お教室や塾を活用すれば、学習面の遅れはカバーできる
と考え、「今の生活を維持しながら受験準備をする」選択をしました。
まとめ:家庭の状況に合わせた選択が大切!
✅ 幼稚園は確かに受験向きの環境だが、必須ではない
✅ 共働き家庭では「お迎え問題」が大きなハードルになる
✅ 保育園でも、家庭での工夫次第で十分に受験対策は可能
✅ 「幼稚園受験に時間を割くより、小学校受験に集中する」と決断
小学校受験を考えるなら、幼稚園に行くかどうかよりも、「家庭でどんな環境を作れるか?」が大切。
各家庭の状況に合わせて、無理のない形で受験準備を進めることが重要だと感じています。