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【小学校受験】おままごとやごっこ遊びだけで大丈夫?大手お受験塾の講師に聞いた、親ができる「遊びの広げ方」

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小学校受験を意識する家庭にとって、日々の遊びの時間も貴重な成長の場です。

特に、子どもが大好きなおままごとやごっこ遊び。

しかし、これらをただ「自由に楽しく」続けるだけで、本当に受験に必要な力が育つのでしょうか。

とある大手小学校受験塾の先生からは、こんな指摘の声を聞きました。「おままごとやごっこ遊びだけでは、受験に必要な力を十分に育てることは難しいかもしれません」と。

この記事では、親が日常の遊びにどのように関わり、子どもの興味と能力の幅を広げていけるか、具体的に解説していきます。

おままごと・ごっこ遊びが「そのまま」では不十分な理由

おままごとやごっこ遊びは、子どもの想像力や社会性を育む素晴らしい遊びです。しかし、毎日同じ内容の繰り返しでは、興味の幅が広がらず、思考力や応用力といった小学校受験に必要な力が育ちにくいという課題があります。

たとえば、赤ちゃんのお世話ごっこを毎日同じパターンで続けているだけでは、「優しい気持ち」や「お世話する態度」は養われても、指示行動や巧緻性といった受験で問われるスキルには繋がりにくいのです。

また、特定のごっこ遊びに偏りすぎると、他の分野への好奇心が育たないリスクもあります。受験問題では「知らないもの」「経験していないこと」への対応力も求められるため、幅広い経験を意図的に増やしていくことが必要です。

遊びを「広げる」親の具体的な働きかけ方

では、どのように子どもの遊びを広げればよいのでしょうか。ここでは、実際に我が家でも実践している例を紹介します。

我が家の娘は、赤ちゃんのお世話ごっこが大好きです。そこで私は、単に「お世話をされる」役にとどまらず、自然に他の活動へ誘導するセリフを入れるようにしています。

たとえば…

  • 巧緻性を育む工夫
    赤ちゃん役の私が「ミルクがほちいでちゅ。折り紙で作ってくだちゃい」とリクエスト。すると、娘は折り紙を使って哺乳瓶を作ろうと試みます。これにより、自然な形で指先を使う練習に繋がります。
  • 指示行動の力を伸ばす工夫
    「離乳食はにんじんとかぼちゃとりんごがいいでちゅ」と具体的な食材を伝え、食品のおもちゃを探して持ってこさせます。このやりとりが、聞く力、理解する力、指示に応じる行動力を養います。

このように、子どもの大好きな遊びの中に、少しずつ受験で求められる力を意図的に混ぜ込んでいくことが重要です。子ども自身は楽しいまま、力がついていくのがポイントです。

遊び広げの際の注意点

ただし、ここで大切なのは、「やらせる感」を出さないことです。親が意図を持って働きかけることは必要ですが、子どもに「勉強させられている」と感じさせてしまうと、遊びへのモチベーションが下がってしまいます。

また、広げようとするテーマも、子どもの興味に寄り添ったものでなければ逆効果です。赤ちゃんごっこをしている最中に、突然「科学実験をしよう」と誘導しても、違和感しか残りません。子どもが「楽しい!」と感じられる範囲内で、少しずつ新しい要素を加えることが大切です。

実際に効果があった体験談

ある日、おままごと中に赤ちゃん役のママが「お外に行きたいでちゅ」と言ったので、娘はお出かけの準備を始めました。

そこでママは「じゃあ、お外に行くためにおでかけバッグを作ろうか」と提案。紙袋に絵を描いたり、持ち手をつけたりする工作遊びに自然と移行できました。

これをきっかけに、娘は工作遊びにも興味を持つようになり、後日、受験塾の授業で「自由制作」がテーマになったときも、「何かを作る」ことに対する抵抗感がなく、自信を持って取り組めたのです。

このように、日々の遊びを通じて「楽しい」と「できる」を積み重ねることが、小学校受験につながる確かな力になります。

まとめ・結論

おままごとやごっこ遊びは、子どもの心を育てる素晴らしい遊びですが、親のちょっとした工夫次第で、小学校受験に必要な力も同時に育てることができるのです。

同じ遊びの繰り返しに甘んじず、遊びの中にさりげなく新しい要素を加え、興味と経験の幅を広げていきましょう。子どもの「楽しい!」を大切にしながら、未来への準備を進めていきたいですね。


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