小学校受験の情報収集を進める中で、必ず耳にするのが「合同学校説明会」です。
複数の学校が一堂に会し、短時間で比較検討できる貴重なチャンスですが、なんとなく参加するだけでは、得られる情報も限られてしまいます。
「合同説明会を制す者は小学校受験を制す」とも言われるほど、受験準備を左右する大切なイベント。
この記事では、合同学校説明会にどう臨めば最大限に活用できるか、事前準備から当日の質問例、注意点まで詳しく解説します。
なぜ合同学校説明会が小学校受験において重要なのか
- 複数校を一度に比較できるため、志望校選びの方向性が見える
- 校長先生や教員から、公式ホームページには載っていないリアルな話が聞ける
- 学校の雰囲気、先生方の人柄を肌で感じ取れる
- 気になる学校に直接質問できるチャンスがある
- 他の保護者の雰囲気(受験熱心度・層)も観察できる
特に、初めての小学校受験を考える家庭にとっては、合同説明会は「学校選びの羅針盤」になる場です。
合同学校説明会に参加する前にすべき準備
1. 事前に参加校リストをチェックし、優先順位を決める
- すべての学校を回るのは無理。
- 「興味がある」「少しでも志望候補に入れたい」学校に絞って訪問計画を立てる。
- 時間配分もざっくり決めておくと◎。
2. 各学校について、最低限の事前調査をしておく
✅ どんな教育方針?
✅ 共学か女子校・男子校か?
✅ 通学可能なエリアか?
何も知らずに行くと、質問も具体的にできず、浅い情報しか得られません。
3. 質問リストを用意する
当日は慌ただしくなるので、あらかじめ聞きたいことをメモしておきましょう。
当日聞くべき質問例
【教育方針・カリキュラムに関して】
- 貴校が育てたい子ども像は?
- 小学校6年間で、子どもにどのような力を身につけさせたいと考えていますか?
- 英語教育やプログラミング教育への取り組みはありますか?
【学校生活・サポート体制に関して】
- 宿題の量や、家庭学習に求める内容は?
- 登下校の安全対策はどうなっていますか?
- 保護者参加行事はどのくらいありますか?
【受験対策・考査内容に関して】
- 過去数年の受験倍率や、志願者の傾向は?
- 行動観察や親子面接で重視しているポイントは?
合同説明会で注意すべきこと
1. 「情報を取りに行く」姿勢で参加する
受け身で説明を聞くだけでなく、積極的に質問をする、ブースでパンフレットをもらう、先生と少しでも話すなど、能動的に動くことが大切です。
2. 「第一印象」だけで判断しすぎない
- その日の先生や説明員との相性もあるため、説明会の印象だけで学校全体を決めつけないこと。
- 気になった学校は、個別説明会や学校訪問も必ず検討しましょう。
3. 他の家庭と比べない
- 「あの家庭は質問がすごい」「服装が本格的だ」と焦る必要はありません。
- あくまでも自分たちの子どもに合う学校を探すための場と割り切って。
合同説明会を最大限に活用するコツ
ポイント | 理由 |
---|---|
事前に学校情報を調べ、質問リストを作る | 限られた時間で深い情報を得るため |
優先順位をつけ、訪問スケジュールを立てる | 全部回ろうとして時間切れを防ぐため |
メモを取りながら聞く | 後で比較・検討できる情報を残すため |
迷ったらまずブースに立ち寄る | パンフレットや直接話す機会を確保 |
まとめ:「合同説明会=受験準備のスタートダッシュ」
合同説明会は、学校選びの大切な第一歩です。
その場で得られる情報の質が、その後の受験計画や志望校選定に大きく影響します。
「なんとなく聞き流す」のではなく、しっかり準備をして、目的意識を持って参加することが、受験成功への近道になります。