「すごいね!」だけで終わらせない! 知的好奇心を育てる声かけとは?
子どもが何かに興味を持ったとき、つい「すごいね!」と褒めて終わってしまいがちですが、それだけでは、子どもの好奇心は深まりません。
✔ 「どうしてそう思う?」と聞くことで、思考力がUP!
✔ 「調べてみようか!」と誘うことで、探求心が育つ!
✔ 「どういう仕組みなんだろう?」と親も楽しめば、一緒に学べる!
今回は、子どもの興味を「もっと知りたい!」につなげる効果的な問いかけフレーズをたくさん紹介します!
「考える力」を伸ばす問いかけ
子どもの意見を引き出し、「自分で考える習慣」をつけるフレーズには、以下のようなものがあります。
🔹 基本の問いかけ
- 「どうしてそう思うの?」
- 「もし違ったらどうなるかな?」
- 「ほかにどんな考え方がある?」
- 「似たものを知ってる?」
- 「どっちがいいと思う? なんで?」
🔹 具体例(子どもが空を見て「雲が動いてる!」と言ったとき)
❌ NG:「そうだね!」(会話が終わる)
✅ OK:「どうして雲は動くんだろう?」
✅ OK:「もし風がなかったら、雲はどうなるかな?」
➡ 「なんで?」と問いかけることで、考える力が育ちます。
「もっと知りたい!」を引き出す探求フレーズ
好奇心を深め、「自分で調べる力」をつける声かけをしましょう。
🔹 基本の問いかけ
- 「それ、どうやって調べたらわかるかな?」
- 「図鑑に載ってるかな? 見てみる?」
- 「実験してみたらどうなる?」
- 「パパ・ママも知らないなあ! 一緒に調べよう!」
- 「ほかの動物(or 機械)はどうなんだろう?」
🔹 具体例(子どもが「ダンゴムシって何食べるの?」と聞いたとき)
❌ NG:「葉っぱじゃない?」(適当に答えて終わる)
✅ OK:「図鑑で調べてみようか!」
✅ OK:「家で実験してみる? 何を食べるか観察しよう!」
➡ 「一緒に調べる」ことで、知的好奇心を育てます。
「仕組みや理由」を知りたくなるフレーズ
子どもが「なんで?」と思う気持ちをさらに深める問いかけには、このようなものがあります。
🔹 基本の問いかけ
- 「これはどういう仕組みなんだろう?」
- 「もし〇〇がなかったら、どうなる?」
- 「昔の人はどうしてたと思う?」
- 「ほかの国ではどうしてるのかな?」
- 「何かに似てると思わない?」
🔹 具体例(子どもが「エレベーターってなんで動くの?」と聞いたとき)
❌ NG:「ボタンを押すと動くんだよ!」(興味を深めない)
✅ OK:「どうやって上に上がってるんだろう? 仕組みを想像してみよう!」
✅ OK:「エレベーターがなかったら、高いビルはどうやって登るのかな?」
➡ 「仕組みを考える力」を育てることで、数や法則に関する理解も深まるかもしれません。
「つながり」を意識する問いかけ
過去の経験やほかの知識と関連づけることで、記憶に残りやすくなります。
🔹 基本の問いかけ
- 「前に〇〇を見たときと似てるね!」
- 「これとこれ、何か共通点がある?」
- 「△△のときも、こうだったよね?」
- 「昨日の本に出てきたのと同じだね!」
🔹 具体例(子どもが「シャボン玉が丸くなるのはなぜ?」と聞いたとき)
✅ OK:「そういえば、水たまりの水も丸くなることあるよね?」
✅ OK:「どんな形で吹いても、なんで丸くなるんだろう?」
➡ 「他の経験と結びつける」ことで、知識が深まります。
「もし〇〇だったら?」を考えさせるフレーズ
想像力を広げ、考える力を深める問いかけには、次のようなものがあります。
🔹 基本の問いかけ
- 「もし〇〇がなかったら?」
- 「もし反対だったらどうなる?」
- 「自分だったらどうする?」
- 「未来ではどうなってると思う?」
- 「小さく(or 大きく)したらどうなる?」
🔹 具体例(子どもが「飛行機ってすごい!」と言ったとき)
❌ NG:「飛ぶのはすごいね!」(単なる感想)
✅ OK:「もし飛行機がなかったら、どうやって外国に行く?」
✅ OK:「未来の飛行機ってどんな形になると思う?」
➡ 「想像する力」を育てると、表現力・発想力もアップします。
親も一緒に楽しむフレーズ
子どもだけに考えさせるのではなく、「パパ・ママも知りたい!」と伝えることで、一緒に学ぶ楽しさを共有できます。
🔹 基本の問いかけ
- 「パパ・ママも知らないなあ! 一緒に調べてみよう!」
- 「〇〇くん(ちゃん)は、どう思う?」
- 「今度、おじいちゃんおばあちゃんに聞いてみよう!」
- 「これはママが子どものころも不思議だった!」
- 「次に外に出たときに、探してみよう!」
🔹 具体例(子どもが「虹ってどうしてできるの?」と聞いたとき)
✅ OK:「パパもちゃんと考えたことなかった! どうやってできるんだろう?」
✅ OK:「今度、雨上がりに探してみよう!」
➡ 親も一緒に学ぶ姿勢を見せると、子どもはどんどん知りたくなるでしょう。
まとめ:「すごいね!」で終わらせず、もっと知りたい!を引き出そう!
✅ 「どうしてそう思う?」と聞いて、思考力UP!
✅ 「調べてみよう!」と誘い、知的好奇心UP!
✅ 「これはどういう仕組み?」と、親も一緒に学ぶ姿勢を見せる!
✅ 「もし〇〇だったら?」と問いかけて、想像力を広げる!
ただ褒めるだけでなく、「考えさせる・深める・つなげる」問いかけを意識すると、子どもはどんどん知りたくなります。
今日からぜひ、親子の会話に取り入れてみてくださいね!